JASBEL 基礎教育保障学会

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『基礎教育保障学研究』第6号 2022.09.01

電子ジャーナル ISSN 2433-3921

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【表紙2】6号加工済


【特集】「リテラシー調査の意義と課題」について

<報告>野山広(国立国語研究所)
基礎教育を保障する社会の基盤となる日本語リテラシー調査の意義と留意点
─「特定課題研究」シンポジウムより─

<研究論文>横山詔一(国立国語研究所)・相澤正夫(国立国語研究所)・久野雅樹(電気通信大学)・ 高田智和(国立国語研究所)・前田忠彦(統計数理研究所)
『日本人の読み書き能力』(1951)における非識字率の再検討
─ テストとしての問題点を中心に ─

<研究論文>上杉孝實(京都大学名誉教授)
識字調査の意義と課題
─基礎教育保障の観点から─

<研究論文>大安喜一(ユネスコ・アジア文化センター、東京医療保健大学)
基礎教育保障に向けた識字調査と国際協力

<報告>前川喜平(現代教育行政研究会代表)
リテラシー調査とリテラシー政策を考える
─外国人の日本語リテラシーを中心に─

<報告>工藤慶一(北海道に夜間中学をつくる会)
自主夜間中学の実践からみた日本語リテラシーの課題について

<報告>金侖貞(東京都立大学)
韓国における第3次成人文解能力調査の実施内容及び結果

 

【論稿】

<研究論文>河内真美(京都女子大学大学院博士後期課程)
ユネスコにおける機能的リテラシー概念の導入と意味の変容
─1950年代~70年代の戦略を対象に─

<研究論文>江口怜(和歌山信愛大学)
〈声〉の文化としての識字
─寿識字学校・大沢敏郎の識字の思想と実践─

<研究論文>横関理恵(拓殖大学北海道短期大学)
1947年~1960年代における公立夜間中学の開設過程
─大阪府に着目して─

<研究論文>
中野綾香(東京大学大学院教育学研究科博士後期課程)
学習支援活動での機能分化によらない子どもの包摂
─包摂における排除性への学習支援ボランティアの協働的実践─

<研究ノート>横山りえこ(早稲田大学大学院)
日本語教育における教育のユニバーサルデザインの提案

<研究ノート>田巻松雄(宇都宮大学)
自主夜間中学の今日的意義と課題に関する予備的考察

 

【全体シンポジウム報告】
「北海道の夜間中学と基礎教育保障のこれからを考える」

<報告>工藤慶一(札幌遠友塾自主夜間中学)
札幌市立夜間中学開設の意義と今後の課題

<報告>工藤真嗣(札幌市教育委員会)
札幌市立夜間中学の構想

<報告>行徳義朗(北海道教育庁学校教育局義務教育課)
北海道における夜間中学校等の在り方についての検討状況と課題

<報告>横関理恵(拓殖大学北海道短期大学)
北海道各地方の義務教育未修了者等と基礎教育保障の展望

<報告>横井敏郎(北海道大学)・ 遠藤知恵子(札幌遠友塾自主夜間中学)
北海道の夜間中学と基礎教育保障のこれからを考える
─シンポジウムの質疑とまとめ─

 

【日韓シンポジウム報告】
「コロナ禍の基礎教育保障の現状と展望」

<報告>森実(大阪教育大学名誉教授)
日韓シンポジウム
コロナ禍の基礎教育保障の現状と展望
日韓シンポジウムをふりかえって

<報告>新矢麻紀子(大阪産業大学)・ 棚田洋平(部落解放・人権研究所)
コロナ禍における日本の基礎教育保障の現状と課題
─日本語教室・識字学級・夜間中学の現場より─

<報告>チェ・ゾンボク(韓国古康総合社会福祉館)
/翻訳・編集:金侖貞(東京都立大学)
教育のやり方と方法を拡大していくべきときに…

<報告>ムン・ゾンソク(全国文解・基礎教育協議会、プルンオモニ学校)
/翻訳・編集:肥後耕生(豊岡短期大学)
コロナ時代における韓国文解教育の現況と展望

<報告>添田祥史(福岡大学)
韓国の報告へのコメント

 

【書評】

河野和枝(さっぽろ子育てネットワーク)
谷川至孝・岩槻知也編著『子どもと家庭を包み込む地域づくり-教育と福祉のホリ スティックな支援』、晃洋書房、2022年3月

浅野慎一(摂南大学)
江口怜著『戦後日本の夜間中学-周縁の義務教育史』、東京大学出版会、2022年3月

岡田耕治(大阪教育大学)
佐藤一子・大安喜一・丸山英樹編著『共生への学びを拓く SDGsとグローカルな学び』、 エイデル研究所、2022年4月

肥後耕生(豊岡短期大学)
李正連著『植民地朝鮮における不就学者の学び―夜学経験者のオーラル・ヒストリー をもとに―』、博英社、2022年4月

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