JASBEL 基礎教育保障学会

大会情報
2018年度 総会報告 2018.09.09

2018年度総会が9月2日(日)に開催されましたので、ご報告します。会員176名(当日までの会費納入者)で、定足数は89名になります。出席91名(委任状含む)により総会は成立しております。総会資料は、右下のボタンからダウンロードできます。(会員限定)

第1号議案 2017年度活動報告
第2号議案 2017年度会計・決算報告
第3号議案 2018年度活動計画
第4号議案 2018年度予算案
第5号議案 理事候補案

キャプチャ

 

質疑応答を経て、すべて可決されました。

それにともない、学会誌第3号より即日一般公開すること、倫理規定検討委員会を設置すること、2年後に役員選挙を行うことになりました。なお、エリック・ジェイコブソンさんを招いての学習会は、講師の体調不良により中止となりました。

理事候補が承認された後、その場で臨時理事会が開催されました。臨時理事会で確認された役員人事が総会参加者に報告されました。新役員体制は、本学会ホームページで公表しております。

議長は、大安喜一さん(ユネスコ・アジア文化センター)にお引きうけいただきました。

第4回研究大会は京都です。  2018.09.05

第4回研究大会は、2019年8月31日(土)・9月1日(日)に京都教育大学で開催します。

まずは、日程の確保をお願いします。

 

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写真は大学HPから、画像は無料素材を転載。

第3回研究大会を開催しました。 2018.09.03

第3回研究大会を開催しました。現地の実行委員会、会場校のみなさまのおかげで、学び深い時間になりました。のべ参加者180名。詳しくは、後日、お知らせしますが対話にあふれる大会でした。
写真は、初日のフィールドワークと二日目のポスター発表、自由研究発表・実践報告の様子です。

第4回研究大会は、2019年8月31日(土)・9月1日(日)に京都教育大学で開催します。

 

フィールドワーク ポスター発表 自由研究発表・実践報告

第3回研究大会 会場のご案内 2018.08.22

第3回研究大会2日目の会場について

資料を右下のボタンからダウンロードできます。

<9月2日(日)首都大学東京 南大沢キャンパス>

総会・基調講演・シンポジウム 6号館110教室
自由研究・実践報告 1号館103教室~104教室
ポスター発表    1号館109教室
会員控室      1号館101教室
大会本部      1号館105教室

 

【大会参加受付】

①8:30~12:30  6号館 玄関ホール
②12:30~14:30 1号館1階 101教室前

 

【会費納入受付】

① 8:30~9:00   大会受付横
② 12:30~13:00  大会受付横
③ 17:00~17:30  交流会会場

第3回研究大会 団体紹介コーナーの設置について 2018.08.18

団体紹介コーナーの設置について

 

第3回研究大会2日目(首都大学東京)に「団体紹介コーナー」を設ける予定です。

団体の活動に関するパンフレットや資料等をお持ちいただければ、研究大会参加者に自由にお持ち帰りいただけるようにしたいと考えています。広く団体の活動を知ってもらう機会になると思いますので、ぜひご活用ください。

 

事前申込は不要です。当日資料を持参されましたら、受付でお声かけください。

どうぞよろしくお願いします。

第3回研究大会 ポスター発表 2018.08.10

ポスター発表 13:00~14:40 (団体名称の五十音順)


(1)埼玉に夜間中学を作る会 

 代表者:野川義秋

 

私たちは、1985年9月に「埼玉に夜間中学を作る会」を発足させ、同年12月に「川口自主夜間中学」を開始しました。川口市で火曜日と金曜日の週二回、自主夜間中学の教室を開きながら、公立夜間中学の設立を求めて運動を行ってきました。

今年で33年目になります。一昨年、念願の教育機会確保法が成立して、昨年の3月、川口市の奥ノ木市長が県内初の夜間中学を、来年の4月、川口市に開校すると明言しました。私たちも今、埼玉県や川口市と連携して、開校に向けた取り組みを行っています。

本研究大会では、川口自主夜間中学の教室のようすや埼玉での設立運動のことなどを、参加者の皆さんに知って頂けるようなものを展示したいと考えています。

 


 

(2)札幌遠友塾自主夜間中学

代表者:遠藤知恵子

 

札幌遠友塾自主夜間中学は、2年半の読書会活動の後、1989年10月にスタッフ募集を始め、翌年2月に賛助会員を募り4月に札幌市民会館会議室を教室にして開講しました。この時に100名を超える受講生が集まったため、一斉授業を中心に個別フォローを行う授業形式を採るようになりました。

市民会館の取壊し報道を機に交渉を重ね、2009年春より札幌市立向陵中学校の教室使用が可能となりました。毎週水曜日の夜に50分授業を二コマ、クラスは1年・2年.3年・じっくり(2003年開設:個別学習)の4クラスで展開し、希望により学年を何度でも繰り返し受講することができます。

教科担当はプリント検討会議を随時行い内容の充実に努め、授業後にはクラス毎のミーティングで個々の受講生の様子を出し合います。その内容は一斉メール等で共有化されます。また月に一度のスタッフ全体の会議を行います。受講生は高齢の女性が多いが徐々に事情を抱える若い人が増えています。

道内の函館・釧路・札幌の自主夜間中学は年1回全道交流会を行い、受講生の体験発表を中心に情報の交流を行なっています。

 


(3)鶴見橋「よみかきありがとう」の会(仮称)

代表者:黒川優子

 

90歳になる男性と共に「生きて来られた道」の聞き取りと基礎的な学習を1年前から続けています。家の事情で、夜間に小学校の授業を受けたり、10歳で奉公に出たりして、十分に学ぶことができず、決して平たんではない道を歩んで来られた方です。

現在、簡単な漢字を含む文章を読み、ひらがな・カタカナの書き方や数字の読み方書き方などを学習しています。今年は生まれて初めて、年賀状を出されました。まわりの「いったい何勉強してんの」という心ないことばに傷つかれることもありますが、「年は関係ないやんか」「一つでも読めたら嬉しいときある」「今日はどんな話を先生にしようかな。先生からどんな話を聞けるんかな」という思いで、毎週一回、老人ホームから車いすを押して通って来られます。

学習パートナーとしての私は、逆に教えられることばかり。一つの「詩」を読んでも、今までの経験に基づいた深い読みに感動させられます。ゴールはない遅々とした学びですが、『人にとって学ぶことの意味は何か』を問い返しながら、二人で歩んでいます。

 


(4)トヨタ財団国際交流プログラム・日韓基礎教育共同プロジェクト

添田祥史・長岡智寿子・金侖貞・新矢麻紀子・棚田洋平・森実

これまでアジアにおける基礎教育保障問題は、発展途上国の問題として認識されてきました。しかし、経済的発展を遂げ、学校教育制度が普及した日本や韓国のような国では、経済的事由や移民問題等により、基礎教育の機会から排除された人々の学び直し支援等、先進国特有の課題が浮上しています。

グローバリゼーションの下で生じているこれらの課題の解決に向けては、国内の限られた情報だけでは展望が見出しづらい状況にあり、お互いの情報と交流を熱望してました。

そこで、本プロジェクトは、基礎教育保障学会と韓国の全国文解・基礎教育協議会の協力を軸に、基礎教育保障に関する政策、教材、スタッフの養成と研修に関する知見及び実践と研究と政策をつなぐ領域横断的な組織づくりのあり方を相互交流することを通じて、アジアにおける基礎教育保障の解決にむけた国際協同をめざします。

トヨタ財団からの助成を受けて、2017年11月から2019年11月までに次の4つの事業を行います(特設ホームページはこちら

①国際シンポジウムや交流活動を日韓交互に開催する。(学びあい交流事業)
②優れた教材と教材開発の視座と方法を翻訳し、共有する。
③日韓両国の基礎教育保障の現状と課題をまとめたブックレットを作成し両言語で出版する。
④「変化の記録」動画(日韓字幕付)を作成し、ネット配信を行う。

 

第3回研究大会 基調講演 山田泉さん 2018.08.06

外国につながる子どもたちの発達保障と基礎教育

山田泉(にんじんランゲージスクール校長/法政大学元教授/基礎教育保障学会顧問)


 

夜間中学を作る運動は,夜間中学を作らないですむ社会を作る運動と同時に進める必要があると思います。「不登校」の児童生徒が十数万人という状況が長く続いています。さらに外国につながる子どもで,「不就学」と言われる者や十分な学力をつけないまま学校教育を終える者たちが少なくありません。

これらの者たちの多くは,十全な社会参加が難しい状態にあると思われます。これらの状況を変え,誰もが十全に社会参加できるようにするためには,この国の教育,学校文化,社会文化を根本的に変える必要があると考えます。それは,この国の人々の意識を,単一文化主義から多文化主義に変えるということです。社会にとって多様性こそ「豊かさ」なのです。まさに教育によって「違いを豊かさに」する社会を創造してこそ,一人一人が生きがいを持って社会参加し,社会貢献ができるのです。

わたしは,このように人々の意識と社会のあり方を変える教育にするために,まず外国籍の子どもたちに「義務教育」を保障することから始めるということを提案します。そのことが,「不登校」や「不就学」の問題を克服するための入り口となり,夜間中学を必要としない社会にする一歩となると考えます。

今回,みなさんと議論できる機会をいただけることを,たいへん光栄に思います。

<お話する内容>

1 三つのエピソード
2 移民受け入れ先進国で
3 「不就学」の問題
4 外国籍の子どもの学校への受け入れ問題
5 日本社会が「多文化主義」に踏み出すために
6 日本の学校文化の進化のために
7 個人と社会の関係の変化

 

山田校長先生の写真-200x300

写真は所属先のホームページより転載

第3回研究大会 自由研究発表・実践報告 2018.08.06

 

<第1室> 自由研究発表
司会 新矢麻紀子(大阪産業大学)

14:30~14:55
「基礎段階の言語使用者」の読字能力評価尺度の作成/伊藤秀明(筑波大学)

14:55~15:20
国際化社会における「保護者に伝わるやさしい日本語」―学生が書換えた「感染症のお知らせ」文からみる課題点/西尾広美(国立国語研究所)

15:20~15:45
「ふくおか子ども応援プロジェクト」精神疾患の親と暮らす子どもの支援活動  1年目で見えてきたもの―子どもの非認知能力育みへの挑戦/山口雅世(福岡大学大学院)

15:45~16:10
韓国の代案教育/代案学校は時代的産物としていかに誕生したのか?―386世代・1980年代の社会的背景との関わりで/宋美蘭(北海道大学大学院教育学院附属子ども発達臨床研究センター)

16:10~17:00
討 議

 


 

<第2室> 自由研究発表・実践報告
司会 藤田美佳(奈良市立月ケ瀬公民館/奈良教育大学)

14:30~14:55
識字実践における「文集」の役割と機能/添田祥史(福岡大学)

14:55~15:20
兵庫県内における公立夜間中学についての現状と課題/桜井克典(尼崎市立成良中学校琴城分校)

15:20~15:45
学びの多様性とこれからの夜間中学/岡田敏之(京都教育大学)

15:45~16:10
夜間中学通学時の課題と減災への一考察/宮川正文(夜間中学生徒)

16:10~17:00
討 議

第3回研究大会フィールドワーク 受付終了 2018.07.28

第3回研究大会初日のフィールドワーク「大久保で多文化・多様性のまちを体感する—外国につながる人びとの識字・基礎教育保障について考えるために—」は、定員になりましたので申込を締め切らせていただきます

多くの方の参加申し込みを頂きまして、ありがとうございました。

第3回研究大会 9月2日(日)全体会のプログラム 2018.07.28

基礎教育保障学会・第3回研究大会
9月2日(日)午前・全体会

10:00~10:50  基調講演
「外国につながる子どもたちの発達保障と基礎教育」
山田泉さん(法政大学元教授/基礎教育保障学会顧問)

11:00~13:00  シンポジウム
「基礎教育保障における夜間中学政策」
<コーディネーター>
野山広さん(国立国語研究所)

<パネリスト>
野川義秋さん(埼玉に夜間中学を作る会代表)
工藤慶一さん(北海道に夜間中学をつくる会共同代表)
日景ゆみさん(松戸自主夜間中学学習者)
宇佐美淳さん(松戸自主夜間中学学習者・柏自主夜間中学学習者)

<ディスカッサント>
山田泉さん
後半の討論(ディスカッション)を活発にするコメントをもらいます。

 

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写真は、首都大学東京ホームページより転載。

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