JASBEL 基礎教育保障学会

大会情報
第9回研究大会の日程(候補)について 2023.09.19

会員の皆様

第9回研究大会は、神戸大学(鶴甲第2キャンパス)にて開催予定です。

日程は、2024年8月31日(土)~9月1日(日)を候補に調整しておりますことご報告いたします。

どうぞ、よろしくお願いします。

                            研究大会委員会

第8回研究大会が開催されました。 2023.09.05

2023年9月2日(土)~3日(日)、第8回研究大会を福岡大学で開催しました。
前日には会員限定のオプションプログラムとして、福岡市の夜間中学のフィールドワークも実施しました。

参加者はのべ230名(オンライン含む)、4年ぶりの交流会もありました。
子どもがぐずった場合などに利用してもらうためのオンライン視聴部屋を用意しました。

現地実行委員会のみなさん、丁寧な準備ありがとうございました。
本学会では、今後もハイブリット開催を基本とし、
お子様連れや障害をお持ちの方にも参加いただける大会運営に努めます。

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写真は現地校企画「福岡の基礎教育を支える実践リレートーク」

基礎教育保障学会第8回研究大会への誘い                  2023.08.24

基礎教育保障学会第8回研究大会への誘い

現地実行委員会委員長 木村政伸
(自主夜間中学・福岡よみかき教室/九州大学名誉教授/西南女学院大学)

来る9月1日から3日までの予定で、福岡大学をメイン会場に基礎教育保障学会第8回研究大会を開催する運びになりました。多くの方の参加を心待ちにしております。
福岡は、戦後の識字運動の発祥の地でもあり、学びを取り戻す活動については蓄積を重ねてきました。しかし、例えば公立夜間中学校についてみれば、この半世紀の間は1校もなく、1995年以降相次いで開設された3校の自主夜間中学が地道に活動を続けてきたところです。ようやく2022年4月に福岡市立福岡きぼう中学校が開設されましたが、本校が「九州初」というのが現状です。この福岡きぼう中学校を契機に、2024年度に向けて北九州市などで新たな公立夜間中学校が計画されており、すこしずつ基礎教育の保障が進みつつあります。
本研究大会で、こうした福岡での動きなどを全国の会員と共有し、これからについて意見交流ができればと願っております。
ようやく感染症による行動制限も緩和されました。福岡は、歴史も風土も、そして食文化に独特のものを持っております。そうした福岡の地を楽しんでもらいながら、再会と新たな出会いの機会になることを期待しています。

【確定版】第8回研究大会チラシ                2023.08.21

第8回研究大会の最終版チラシです。

右下のボタンからダウンロードできます。

会員の渡邊福さん(筑豊子育てネットワーク「かてて!」)に作成していただきました。

キャプチャ キャプチャ

基礎教育保障学会 第8回研究大会の後援団体は、以下の通りに確定しました。

文部科学省、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、北九州市教育委員会、長崎県教育委員会、佐賀県教育委員会、大分県教育委員会、
熊本県教育委員会、宮崎県教育委員会、鹿児島県教育委員会、沖縄県教育委員会、朝日新聞社、西日本新聞社

第8回研究大会 プログラムのお知らせ              2023.08.01

第8回研究大会(福岡大学於)プログラムをお知らせします。A4版・23頁。
右下のボタンより、どなたでもダウンロードできます。
なお、大会への参加申込は、8月20日(土)までとなっております。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

☆ プログラムの訂正がございます。大変、失礼いたしました。

p.10

誤)司会 岡田敏之 (同志社大学  )
正)司会 岡田敏之 (京都市教育委員会  )

P.15

誤)城之内  庸  仁 (じょうのうち のぶひと)(一般社団法人 基礎教育保障研究所 )
正)城之内  庸  仁 (しろのうち のぶひと)(一般社団法人 基礎教育保障研究所 )

P.20

誤)金徳美さん(きむとくみ)(東大阪市立布施中学校夜間学級)
正)金徳美さん(きむどんみ)(東大阪市立布施中学校夜間学級)

☆申請中の後援団体については、以下の通りに確定しました。

文部科学省

福岡県教育委員会
福岡市教育委員会
北九州市教育委員会
長崎県教育委員会
佐賀県教育委員会
大分県教育委員会
熊本県教育委員会
宮崎県教育委員会
鹿児島県教育委員会
沖縄県教育委員会

朝日新聞社
西日本新聞社

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自由研究発表・実践報告・パネル展示(1日目・午前)        2023.08.01

9月2日(土)【自由研究発表・実践報告】9:30~12:30

* 共同研究発表の場合、〇 印が登壇者となります。


<第1室> 1013教室 9:30~12:00 司会:岡田敏之(京都市教育委員会)

☆実践報告
9:30~9:55 子どもの暮らしを家族で捉えるところから広がる支援の可能性
―「おおむた子ども支援ガイドブック」13回目の改訂から―
/ 江崎文寿(九州大学大学院人間環境学府)

☆実践報告
9:55~10:20 発達に課題のある小学生が「知ることへの楽しさ」から学習に取組むために
―放課後等デイサービスでの支援から見える子どもたちの課題
/ 鈴木章之(障害児通所支援 心花すげ)

☆自由研究発表
10:20~10:45 ジェンダー視点から読み解く不就学と再就学
-韓国人ニューカマー移住女性のストーリーをもとに-
/ 川端映美(大阪大学大学院人文学研究科)
☆自由研究発表
10:45~11:10 移民の子どもの教育支援と権利運動の実践・論理
/ 瀬戸麗(日本学術振興会特別研究員PD(京都大学))

☆自由研究発表
11:10~11:35 韓国の「代案教育機関に関する法律」の性格と制定に至るまで
の論議構図分析
/ 宋美蘭(弘前大学)

11:35-12:00 全体討議


<第2室> 1014教室 9:30~12:00 司会:宮崎里司(早稲田大学)

☆実践報告
9:30~9:55  夜間中学増設運動の課題:映画『こんばんはⅡ』全国キャラバンを振り返えって
/ 〇 澤井留里(夜間中学と教育を語る会)・〇 関本保孝(夜間中学と教育を語る会)・〇 庄司匠(夜間中学と教育を語る会)・長岡智寿子(田園調布学園大学)

☆自由研究発表
9:55~10:20(今さら)「100ます計算」について再考する
―公立小学校現場の実態からー
/ 藤澤多津子

☆自由研究発表
10:20~10:45 学齢超過者に対する「特別の教育課程」の分析
―教育課程の弾力化政策の一としての夜間中学
/ 長井潤平 (北海道大学大学院)

☆自由研究発表
10:45~11:35 高校における日本語指導が必要な生徒に対する公正な評価と
指導体制の在り方
/ 〇小島祥美(東京外国語大学)・〇榎井縁(大阪大学)・高橋清樹(認定NPO法人多文化共生教育ネットワークかながわ)

11:35-12:00 全体討議


<第3室> 1015教室 9:30~12:30 司会:上杉孝實(京都大学名誉教授)

☆実践報告
9:30 – 9:55 自主夜間中学はじめの一歩教室の取り組みと公立夜間中学校設置運動について
/ 笹山 悦子 (愛知夜間中学を語る会)

☆実践報告
9:55- 10:20 札幌市立星友館中学校という公立夜間中学と札幌遠友塾という自主夜間中学との協働と意義
/ 工藤 慶一 (北海道に夜間中学をつくる会、
札幌遠友塾自主夜間中学)

☆自由研究発表
10:20-10:45 自主夜間中学運動における地域課題へのアプローチ                                      -1980年代の江東自主夜間中学における子ども会を事例に-
/ 長谷川実 (北海道大学大学院)

☆自由研究発表
10:45-11:10 1970年代以降の夜間中学における学齢不登校児の受け入れ動向と論争に関する歴史的検討
/ 江口怜 (摂南大学)

☆自由研究発表
11:10-12:00 リテラシーに関する調査方法の開発に向けた学際的研究                                   -A県B市の自主夜間中学とC県D市の公立夜間中学での試行パイロット調査結果を踏まえつつー
/ 〇 野山広(国立国語研究所)・〇 城之内庸仁(一般社団法人 基礎教育保障研究所)・〇 大安喜一(ユネスコ・アジア文化センター、
東京医療保健大学)
12:00-12:30 全体討議

 

【パネル展示(活動紹介)】玄関ホール
岡山自主夜間中学校広報部における高校生・大学生が主体となった取組みについて
/ 白石奈津栄 (基礎教育保障研究所・岡山大学大学院 社会文化科学研究科)

*現地校企画の登壇者のパネルも展示予定です。

現地企画「福岡の基礎教育を支える実践リレートーク」(1日目・午後)      2023.07.31

趣 旨:基礎教育保障学会初の九州開催の現地企画としまして、福岡の基礎教育を支える官・民6つの実践リレートークを開催します。ここでは、実践内容や規模、また位置づけなど多様な実践についてお話し頂きます。そして、参加者同士が交流を深め、明日からの実践に活力が湧いてくる場を目指していきます。

日 時:2023年9月2日(土) 15:30~17:30

場 所:福岡大学10号館1011教室

内 容:報告者:内田久徳さん(福岡市立福岡きぼう中学校 校長/☆)
木村政伸さん(自主夜間中学・福岡よみかき教室 共同代表/九州大学名誉 教授/
西南女学院大学 教授/第8回研究大会 実行委員長)
小野本道治さん(NPO法人SFD21JAPAN 理事長)
梶谷優子さん(照葉小学校拠点校スクールソーシャルワーカー)
草場勇一さん(認定NPO法人 エデュケーションエーキューブ 代表理事)
山口雅世さん(ふくおか子ども応援プロジェクト 事務局/☆)
コメンテーター:木村政伸さん(☆)
コーディネーター:宮嶋晴子(九州女子短期大学/☆)

☆マークは第8回研究大会実行委員

特定課題研究のご案内(大会2日目・午前)                2023.07.29

基礎教育保障学会 2023年特定課題研究
多様なマイノリティにとってリテラシーとは何か?

趣旨:
リテラシーの獲得は生きるために極めて重要である一方で、特定の国家によって規格化・標準化されたリテラシー観を強制することにつながらないような配慮が必要である。日本社会においては、手を用いて日本語で読み書きができることがリテラシーの基本としてイメージされるが、日本語を母語・母国語としない、あるいは手話言語を用いる、点字などの触察ならば可能、手での読み書きは困難、読字障害があるなど、多様な人々が存在する。本シンポジウムでは、多様なマイノリティにとってのリテラシーの意味について当事者や支援者の立場から問題提起していただくことで、リテラシー観を問い直すことを目指したい。

登壇者:

渡邊健一さん(図書館と市民をつなぐ会・相模原)
「“聞いて触って幸せさがし”の読書バリアフリーの視点から考えるリテラシー」

前田浩さん(大阪ろう就労支援センター)「ろう者の立場から考えるリテラシー」

金徳美さん(東大阪市立布施中学校夜間学級)「在日外国人の立場から考えるリテラシー」

コーディネイター:江口怜(摂南大学)

コメンテイター:津田英二(神戸大学)

国勢調査活用プロジェクト(大会2日目・午後)               2023.07.28

国勢調査活用プロジェクト公開学習会
「国勢調査データを用いて何ができる?何をすべき?」

趣旨:

2020年度の国勢調査は、画期的な意味をもつ。最終学歴の回答の選択肢が変更になったことで、義務教育未修了者数が把握できるようになった。本学会では、国勢調査データの活用に関するプロジェクトを発足させ、すでにこれまで3回の公開学習会を実施している。研究大会時においては初めての企画となるので、今回は、本プロジェクトの課題意識の共有し、今後の活動にむけた意見交換を行うことを目的とする。

登壇者:
関本保孝(夜間中学校と教育を語る会)「国勢調査の『小学校卒』新設までの運動」
碓井健寛(創価大学)「国勢調査と基礎教育保障学」

コメンテイター 稲月正(北九州市立大学)自主夜間中学や生活困窮者支援に携わる社会学者。
コメンテイター 田北雅裕(九州大学)デザイン学の知見から福祉広報や社会課題の解決に取り組む。

司会 添田祥史(福岡大学)

*このプロジェクトは、JSPS科研費 基盤研究(C)「 基礎教育保障に資する国勢調査データの整理・活用・共有に関する学際研究」(研究代表者:添田祥史)の助成を受けています。。

フィールドワークのご案内(大会前日の会員限定プログラム) 2023.07.01

フィールドワーク 九州唯一の公立夜間中学校「福岡きぼう中学校」を学ぶ

趣旨:

九州においても、夜間中学の設置検討が進んでいます。今回のフィールドワークでは、2022年4月に先駆けて開校した福岡市の福岡きぼう中学校の取り組みに学びます。開校準備から運営にいたる課題や展望について、現場にふれながら考えていくことを目的とします。この学校は、福岡市教育センター(教育関係者の研修施設)内に設置している点でもユニークです。当日は、学校見学とともに校長と教頭による説明と意見交換を行います。

*このプログラムは、会員のみのオプショナルプログラムです。会員以外の方はお申込みできません。

報告者:

内田 久徳さん(福岡市立福岡きぼう中学校 校長/第8回研究大会実行委員)
田代 貴之さん(福岡市立福岡きぼう中学校 教頭)

司会:嘉納 英明さん(名桜大学 教授/第8回研究大会実行委員)

日時:2023年9月1日(金)14:00~16:00
参加費:無料
定員:20名(先着順)
申込方法:実施要項をごらんください。右下のボタンからダウンロードできます。

 

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